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『旅行記その4 Tongaトンガを駆け足で見る』

トンガの正式名はthe Kingdom of Tonga。南太平洋で唯一の王国、議員内閣制の立憲君主国である。身分は王族、貴族、平民。1970年英国から独立。公用語はトンガ語と英語。169の島々からなり、総人口は10万人ほど。首都ヌクアロファのあるトンガタプ島は鹿児島の徳之島ほどの大きさ。年間平均気温23、6度Cというから過ごしやすい。が、今は雨期の終わりでかなり蒸し暑い。
トンガ人を含めポリネシア人は、「地球最強の民」との異名があるほど、体重に対する筋量と骨量の比率が最高によいと言われている。子供たちはひょろひょろしているし、若者は引き締まった体をしているようだが、大人になると一気に体重が増えるのだろうか。国王ツボウ4世は世界で最も大きな国王(体重209、5kg)としてギネスブックに載っているという。
男性の正装は、上はワイシャツにネクタイにジャケット、下はツペヌという巻スカートにタオバラというござのような織物のまわし。女性はワンピースにキエキエという短冊状の飾りベルトを巻くか、タオバラ。いずれも、ゆっさゆっさという感じで大きな腰が動いて行く。
島巡りはバス。日本語の表示のついたままの日本から供与されたバスだ。今回の旅で初めて、観光客のために用意しました、という踊りなどを見た。しかし年間観光客は4、5万人に過ぎないというし、魅力的な土産品も少なく、観光が経済を潤すまでにはもう少し時間がかかりそう。中国の存在が大きい。商業はほとんどを中国人が牛耳っているし、ここでは何人子供を産んでもいいので人口も増えている。経済を握り投票人口が増えれば政治に影響力をおよぼすことができる。ガイドの口調から察するに決して歓迎されていないようだが、現実は進んでいる。

トンガからFijiフィジーへ飛び、フィジーからオーストラリア・シドニーへのフライトに乗り継いでの移動ではちょっと楽しいことがあった。出発案内が遅れること1時間、乗り継ぎが一時間しかないのでいらいら。すると、やおら飛行機の横手に音楽隊が現れマーチを演奏し始めた。ニュースはすぐに搭乗待ちの人々に伝わり、ツボウ6世国王ご夫妻がこの機に乗られる!と。最終チェックインで座席の2AとBを1AとBに変えられたので、ん?と思っていたら、最後にお二人が乗り込んでこられ、通路をはさんで横の二席にお坐りになった。二人の随行員はすぐ後の席、おそらく王様ご夫妻と随行員が横並びの席ではまずい、というので入れ替わったのだと推測した。王様は背広姿に大きめのデイパックからiPadを出して使っておられた。食事もビジネスクラス(たったの8席)のみんなと同じメニューからラムカレー完食。“Your Majesty!”と話しかける勇気はなかったが、何となく特別な1時間半のフライトだった。
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(2014/4 よこやまゆうこ)

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