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伏見真樹の煤竹のスプーン二種
伏見真樹の煤竹のスプーン二種
煤竹とは、100年とか200年の単位で、茅葺き屋根の民家の屋根裏や天井に使われ、囲炉裏からあがる煙でいぶされ飴色に変化した竹のことをいいます。縄に巻かれていて煙にさらされなかった部分は色が薄く、それが味のある模様のようだということから、茶道や数寄の世界で珍重されてきました。けれども、昨今、解体される民家も減り、煤竹も稀少になってきたと、このスプーンの作者伏見眞樹さんはおっしゃいます。
直径50mm、厚さ5mm以上の稀少な肉厚の煤竹から削りだしたのは「あんこ匙」。「スペースたかもり」の高森寛子さんがご愛顧の和菓子屋さんの餡を掬うのにとリクエストされて作られたとか。蓮の花びらのような形がエレガントです。もう一つは、ジャム用と名付けられましたが、どちらも一器多用。拭き漆仕上げかと思えば、国産の透漆をしっかり塗って仕上げてあるので、華奢ななかにも存在感を醸し出しています。やっぱり漆の力!! 煤竹のガラによって、同じものは一本もありません。クラフト然とした白木のスプーンに飽き足らない方にお勧めの一生もの。どちらも4000円(+消費税)。(あんこ匙:13cmx3cm,ジャム用:13.5cmx2.5cm)手持ちの煤竹がある限りの制作だそうです。ご注文は shop@handmadejapan.comまで。
(2014/12 よこやまゆうこ)

(C)Copyright 2004 Jomon-sha Inc, All rights reserved.

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