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番外編「ニホンミツバチついに来たる!」
昨年は実現しなかったニホンミツバチの来訪、今年4月14日に待ち箱に入りました。15日朝、いつものように箱を見に行くと、数匹の蜂が出入りしている!! 探索蜂の行動とはちょっと違う。ひょっとして?!と胸を躍らせながら眺めていると、次々と出入りが始まり、これは、、、来たかもしれない!!っと、ほぼ確信に。欣喜雀躍とはこのことです。
それまでにはニホンミツバチの好きな匂いのするルアーをネットで購入し巣箱の前にかけ、キンリョウヘンという名の蘭の花を置いて、彼らの興味を引こうと、あれやこれやの苦心をしてきたのです。
分蜂した女王蜂が数千匹の蜂の群れと共に巣箱に一斉に入るところは、なかなか見る人は少ないそうです。一度は目にしたい光景です。

それから約2ヶ月あまりが過ぎました。群れは順調に数を増やしている様子。巣門から出入りする蜂の数も増え、両足に黄色い花粉の球を抱えて飛来する小さな蜜蜂には、愛おしささえ覚えます。一心不乱に飛び出したり戻ってくる蜂たちは、すぐそばに立って見ていても気にする様子もなく、まして、刺しにくるということは全くありません。

重箱式の箱3段でスタートしましたが、かなり強制群になってきたのでもう一段加えたり、アカリンダニというダニの発生を防ぐためメントールを入れたりと、初心者はおろおろしながらも一つ一つ経験を積んでいます。そんな折に聞く、ブンブンと唸るような羽音を聞くと、確かに彼女らは大きな群に成長し、幼虫を育てたり箱の中を掃除したりと、作業分担している様が想像されます。

願わくば、原因不明の突然の逃去や巣虫やダニの発生がなく、一夏を働いて欲しいと願うばかり。採蜜が目的というよりは、ペットのようにその様子を眺め、一喜一憂しているのが楽しいな、と思っています。もちろん、庭で採れたとろ~りと黄金色に輝く蜂蜜を紅茶に落として、、は夢のようなひと時となることでしょうけれど。
(2020/6 よこやまゆうこ)

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